意外と繋がっている!会員管理と査読の関係&査読にまつわるお悩み

2020/05/13|ブログ

こんにちは。Editorial Manager(以下、EM)導入コンサルタントの寺本です。
今更感はありますが、最近Google Mapのお気に入り機能にハマっています。行ったことのあるお店からこれから行ってみたいお店まで(特にご飯屋さん…)片っ端から登録して、「私のお気に入り」マップが出来上がっていくのをニマニマしながら見つめる日々です。新型コロナウイルスの影響で自粛ムードが続いていますが、落ち着き次第気になるお店巡りをしたいなとひそかに企んでいます。

さて、今回はジャーナルの審査に携わる方々からよく耳にする、査読者選定時のお悩みや実情、会員管理との密接な関係など、査読にまつわるトピックについてご紹介したいと思います。

査読者選定時のお悩み

最近、ジャーナルの査読審査に関わる編集委員の先生方からこんなお悩みをよくお聞きします。

「学会の会員の中から査読者を選んでいるが、決め手となる専門分野などの情報が分からない、把握できていない…」
「査読者を選ぶときになって初めて専門分野を確認しているために、時間がかかってしまう、作業が滞ってしまう…」

このように、必ずしも査読者に関する情報が十分でなかったり最新でないことも多く、査読者を選ぶのにとても苦労されているというのが実情のようです。

査読者を選ぶにあたり、論文と合致する分野を専門としている査読者を選んでいるというお話を聞くことが非常に多く、その情報がきちんと正確に管理されているかによって査読・審査業務が円滑に進められるかどうかが変わってくるように感じます。

また、EMにも専門分野から検索して査読者を選定する機能がありますが、登録されている査読者の情報が更新されておらず古い情報のままであったりすると、この機能を活用することが難しくなってしまいます。

会員管理と査読者選定の密接な関係

そこで、査読者選定と密接に関わってくるのが「会員管理」です。
学会入会時や会員情報更新時に専門分野等の情報を収集しているところもあるようですが、その後は確認するタイミングが無かったり、そもそも会員情報を管理する体制が整っていないというようなところも少なくありません。

アトラスでは学協会に特化したクラウド型会員管理サービス、「SMOOSY(スムージー)」を提供しています。

SMOOSYでは入会申請時に学会独自の専門分野等を収集することはもちろん、会員情報は会員自身でいつでも更新できるため、最新の情報に保つことが容易になります。

日頃から会員管理を確実にすることで、査読者選定時に会員情報に変更はないか、情報が古くなっていないかを確認したり…といった負担を軽減し、査読・審査期間の短縮や編集業務の効率化が期待できます。

ほかにも「会員向け一括メール送信機能」や「会費入金確認の自動化(オンライン決済)」など、学会運営の負担を軽減する豊富な機能がございますので、ご興味がございましたら是非お気軽にお問い合わせください。

おまけ:査読を受けてもらいやすくするために

ここまでは査読者選定時のお悩みについて触れてきましたが、さらにその先の段階でのお悩みもよくお聞きします。お願いする査読者が決まり、いざ!打診したにもかかわらず、なかなか受諾してもらえない…そんなお悩みを抱える方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ある学会では、査読件数や実績などのデータをもとに査読者を表彰して評価したり、謝礼を渡すなどの取り組みをしているそうです。この取り組みによって査読者のモチベーションが上がり、次回も受諾してもらいやすくなったり、まだそのジャーナルで査読をしたことがない査読者にとっても査読をするメリットを感じていただけるようになるのではないでしょうか。

EMでは特定の期間に絞って「査読完了件数」「平均査読日数」などの実績や、専門分野・所属など査読者に関する情報を簡単に一覧で出すことができます。

【レポート例】

 

表彰対象となる査読者を割り出す際などにご活用いただけるとても便利な機能になっておりますので、レポートの作成をご希望の際は、お気軽にサポート担当までお問い合わせください。

今回は、ジャーナル編集における査読者選定時のお悩みと会員管理の関係、査読者選定のその先についてご紹介いたしました。少しでもお困り事解消の手助けになれば嬉しいです。