査読不要の論文を素早く審査できる早期審査報告機能についてご存じですか!?
こんにちは、Editorial Manager®(以下EM)クライアントサポートの高柳です。一気に冷え込み、肉まんがおいしい季節になりましたね。私はピザまん派です。
突然ですが、投稿の受付や審査において、以下のようなお悩みを感じたことはありませんか?
- 査読に回さない論文の審査をEM上でどのように処理すればよいのか方法がわからない
- リジェクト結果を通知するためだけに、毎回編集者をアサインしなければいけないのが大変
- 査読が不要だからEM外で対応していて管理方法が異なる
今回は、それらのお悩みを解消できる【早期審査報告】機能をご紹介します。
【早期審査報告】機能とは?
編集者アサイン前(テクニカルチェック等)のタイミングで、採択・不採択・要修正の審査報告を出すことができる機能です。
※ご利用いただくためには別途設定が必要ですが、設定費用はかかりません。
通常は、アサインされた編集者のみが審査報告ができるため、査読をしない場合でも【受付(テクニカルチェック)>編集者をアサイン>アサインされた編集者が審査報告を登録>著者へ通知】という手順が必要になります。
▼早期審査報告機能を使わない場合
一方で、早期審査報告はより早いタイミングで採否判定を通知することができるため、審査期間の短縮や、フローの簡略化が期待できます。
▼早期審査報告機能を使う場合
操作としても、対象の投稿の「早期審査報告」から判定をする担当者を選択し、判定結果とコメントを1画面で入力するだけのため、直感的に進めることができます。
▼対象の投稿のアクションで「早期審査報告」をクリック
▼審査結果とコメントを入力するだけです!
活用事例
「Desk Reject」判定の対応
ジャーナルの対象とする分野と一致しない、研究の質が基準に達していない、などの理由から査読に進む前に「Desk Reject」として判定を出す場合に活用できます。
※早期審査報告を行った投稿は、編集者アサイン済みの投稿と同等に扱われ、1投稿あたりの利用料の請求対象になります。
例えば、以下のような流れでご対応いただけます。(※一例です)
- 著者からの投稿を事務局等の受付担当者が確認をしたら、審査に進めるかどうかの判断を各編集委員を中心に実施します。(EMのディスカッション機能をご活用いただくと、議論いただいた内容、判定の経緯をEM上で管理できます)
- 議論の中で「Desk Reject」の判定となった場合、事務局等の受付担当者が該当の投稿の「早期審査報告」を進めます。
- 「自分をアサイン」(※受付担当者)もしくは「編集者を選択」から、判定を出す担当編集者を選択します。
- 「3.」で選択した担当編集者が判定結果と必要に応じてコメントを登録すると、著者に結果が通知されます。
- 判定を通知した後は、他の不採択論文と同様、【審査報告済みの投稿】フォルダで管理されます。
さいごに
早期審査報告機能は、「編集者をアサインする」という工程が少ない分、確認に十分な時間を確保する、著者に通知するまでの期間を短縮する、といった効果も期待できます。また、EM上で管理ができるため、これまでは査読が必要な投稿はEMで対応し、不要な投稿はExcelで管理していて手間だった・・といったお悩みの手助けになるかもしれません!
ブログを読んで、「あれ、もしかしたらこの悩み解消できるかも」と少しでも感じていただけましたらうれしく思います。早期審査報告を使用したフローのご相談や、機能の設定についてもサポートいたしますので、EMクライアントサポートにお気軽にご相談くださいませ。
それでは、次回もお楽しみに~♪